平屋の間取り図をパターン別に紹介 バリアフリーやロフト…暮らしやすくする秘訣とは?
「フラットでシンプルな間取りがいい!」と、平屋が注目されています。しかし、平屋は1階しかないからこそ、暮らしやすい間取りに注意しなくてはなりません。
今回はイエモンで手掛けた平屋の事例を、パターン別にご紹介。バリアフリー住宅やロフト付きなど、間取り図と一緒に解説していきます。
【イエモン設計】平屋の間取り図をパターン別に紹介
イエモンが実際に考えた間取り図を3パターンに分けて紹介します。あなたにぴったりの平屋を見つけてください。
パターン1 老後の住まいに!二世帯のバリアフリーな平屋
「老後に暮らす平屋」として参考になるのは、上記の間取り。二世帯住宅なので、親世帯+子世帯+子どもが、窮屈なく暮らせるよう3LDKにしています。
一番のこだわりは、バリアフリー。元々平屋は段差が少ないですが、二世帯住宅ともあり、将来を見据えて、より快適に暮らせるよう設計しています。
例えば、玄関ホールはスペースを広めに確保し、車椅子の乗り降りの補助作業を行いやすくしています。玄関は庇を深くし、雨にあたらずスロープで移動できるように設計しました。
そのほか、LDKには扉を設けていないのもポイント。オープンな空間にすることで、各部屋への移動もスムーズにできるようにしています。
将来、介護が必要になった場合、される方もする方も両方がストレスなく動けるように。将来を考えた設計で、より暮らしやすい平屋が完成しました。
パターン2 家族3人の暮らしにおすすめ!ロフト付きの平屋
ご夫婦とお子様1人など、3人家族ならロフト付きの平屋がおすすめ。上の間取りは主寝室を1階に置き、ロフトにお子様の部屋を設置したプランです。
平屋人気の背景の一つに「2階の子ども部屋は将来使わないから」という理由があります。しかし、子ども部屋を1階に全て置こうとすると、広い土地が必要になり、建築コストが高くなることもあります。
上の間取りのように、2階の一部屋を子ども部屋にすれば、コンパクトな土地でも平屋暮らしが可能になります。1階に一部屋分のスペースができるため、リビングが広くとれるのも嬉しいポイントです。
上記の図は、この間取りの外観イメージです。片流れの屋根にすることで、空間を広くとることができ、ロフト空間をつくれます。勾配天井と吹き抜けで、リビングの開放感が増すのも大きなメリットです。
パターン3 家族が多いなら平屋のような2階建てで暮らしやすく
4人以上の家族になると、主寝室・子ども部屋2つと多くの部屋数が必要になり、平屋の土地探しやコスト面でつまづくことも…。そんなときは「平屋のような2階建て」がオススメ!最後は写真で、詳しく紹介します。
こちらのお家も、当初は平屋希望でしたが、ヒアリングをしていく最中に「2階があったほうが暮らしやすいのでは?」と平屋+αのプランを提案。見た目は平屋、中に入るとロフトや吹き抜けが楽しめる「平屋のような2階建て」になりました。
リビングは吹き抜けと表し梁で開放感を演出。リビングの一角には小上がりの和室もあり、お客様を迎え入れたり、お子様と遊ぶ場所としても使えます。
客間まで確保できるのは、2階に+αの空間があるから。空間に余裕ができ、「こうしたい」を叶えやすくなります。
ロフト空間には収納スペースも設置しているので、さまざまな用途で使えます。リビングで寛ぎながら、ロフトで遊びお子様の様子を見守れて家族も安心。
2階建てのような平屋なら、勾配天井を活かして、子ども部屋もしっかりつくれます。「平屋にしたいけど部屋数は確保したい」と考える現代子育て夫婦にぴったりの間取りです。
平屋をより暮らしやすくするためのポイントとは?
平屋の間取りを考える際に、より暮らしやすくするためのポイントを解説します。
生活に合わせた間取りにすること
平屋は1階しかないシンプルな間取りですが「平屋だから暮らしやすい」という訳ではありません。平屋の間取りが家族のライフスタイルに合っていないと、かえってストレスになってしまいます。
例えば、友人や両親などお客さんがよく来るなら、宿泊もできるような客間があった方が便利です。しかし、平屋でLDK・寝室・子ども部屋、そして客間まで設けようとすると、広い土地が必要になり、コストも割高になります。
そんな時に、上記のパターン3のように+αの空間を子ども部屋にしたり、あるいは2階建てにした方が暮らしやすいこともあります。
平屋の暮らしがフィットするかは、家族によって異なります。「平屋に合わせた間取り」ではなく「家族の生活に合わせた間取り」が一番暮らしやすいというのです。
「こんな生活がしたい」を明確にすること
平屋は家族みんなが1階で過ごすので、必然的に家族の距離が近くなります。家族でコミニュケーションを取りやすいのは平屋のメリットですが、みんながストレスなく暮らせるかは別問題。
例えば、思春期のお子様が「一人の時間がほしい」と思った時、平屋だと家族との距離が近すぎる…と感じてしまうことも。このような場合、上記のパターン2やパターン3のように、ロフト空間をつくると家族が程よい距離で過ごせます。
大事なのは「家族でこんな風に暮らしたい」とハッキリとさせることです。「家にいる時間は家族とリビングで過ごしたい」「子どもが2階に行くと顔が見えないから寂しい」など、平屋でどんな暮らしがしたいか?を明確にしましょう。
ビジョンがハッキリしていると、理想の暮らしを実現するのもスムーズになります。
「自分たちにあった平屋」を建ててくれる会社を探す!
平屋を建てたい!と考える方に、最も注意してほしいのは「自分たちに合った平屋を建ててくれる会社」を見極めることです。
上記にも書いたように、全ての家族に平屋が合うとは限りません。しかし、中には「平屋がいい」とお客様に言われて、しっかりとヒアリングせず、機械的に家づくりをする会社もあります。ちゃんとヒアリングをせずに作った間取りでは、暮らしの中でストレスを感じることもあるでしょう。
イエモンでも当初は平屋希望だった人が、ヒアリングを重ねていく中で平屋+αにしたり、2階建てに変更しています。しかし、どの施主様も「理想の暮らしができた」と大満足しています。
プロの目線で「本当に平屋が合っているか」を考え、間取りを制作してくれる会社に相談する…理想の平屋暮らしを叶えるためには、とても大事なことです。
平屋を建てたい方は、完全自由設計のイエモンにご相談を
イエモンは、完全自由設計で家づくりを行う会社です。それぞれの家族の生活に合った間取りを0から作っていきます。
平屋の魅力をそのままに「平屋のような2階建て」をつくるなど、自由設計ならではの柔軟な発想で、お客様の理想の暮らしを実現します。
「自分たちに合った平屋を建てたい」とお考えの方こそ、一度スタジオ・イエモンにご相談ください。「こんな暮らしを求めてた!」と思える、平屋をご提案します。
スタジオイエモンの資料請求・お問い合わせはこちら